蘆山寺(ろさんじ)は比叡山天台18世座主元三大師良源によって天慶年中(938年~947年)に創建されました。紫式部が源氏物語を執筆した地としても有名です。
◆庭園レポート
平安朝の庭の「感」を表現した白砂と苔の庭園があります。6月~9月には薄紫の桔梗が築山に咲きます。中央右手には大きな松が日本植わっており、高さを感じるのでより広く大きく感じます。築山の曲線を目で追いながら桔梗が風で揺れる姿を楽しんでいると頭の中が空になり、キラキラ光る白砂に目がくらんでまるで極楽にいるかのような錯覚に。
◆拝観
1月1日、2月1日~2月10日は休み
9:00~16:00
◆拝観料
500円
◆所要時間
15分ほど
◆アクセス
京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397 ⇒地図
市バス 府立医大病院前下車徒歩5分
◆歴史のこばなし
紫式部といえば「源氏物語」が有名です。源氏物語は世界最古の長編物語です。とにかく長くて文字数は約100万、400字詰め原稿用紙で約2400枚!にも及ぶそうです。約500名の人物と約800首の和歌が登場します。読んだことはなくても「光源氏」という主人公と様々な女性との恋の駆け引きの話…というイメージがあります。
色々な解説文や読者の方のレビューを拝見してみると「昼ドラよりドロドロしている」とか「キャラクターが濃すぎる」という感想を見かけるので読みだしたらきっと、どハマリしちゃうくらい面白いんでしょうね。