飛鳥・奈良時代の古代庭園

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日本の庭は平安京から始まるというのが長い間の通説だったようです。しかし飛鳥・奈良時代の庭園が発掘され通説が変わりました。昭和50年に発掘された平城京左京三条二坊宮跡庭園はS字状の池泉の庭です。平成12年に明日香村で発掘された飛鳥京跡苑池遺構は、池は南北200m、東西70mで中央に長さ100mの島があります。

それは今までに例のない構成だそうです。飛鳥・奈良時代の庭園が古代の中国に影響を強く受けてきたことがわかります。古代の都が奈良に移り、平城京が整うにつれて庭園文化も発展していきました。東院庭園は1967年に発掘され、復元された庭園が一般公開されています。

当院というのは平城京の東に張り出した部分で、迎賓のための場所だったようです。池泉は曲線が主体。庭園は南北に細長くほぼ中央と北東隅に建物があります。池泉の北端に築山の石組みがあります。池泉の水際は州浜になっており、この州浜は後の日本庭園を特徴づける重要な造景となります。

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平城京左京三条二坊宮跡庭園