極楽感が半端ない!キラッキラに美しい実光院庭園

三千院の参道奥に位置する実光院は、魚山大原寺勝林院の子院です。実光院は魚山大原寺勝林院(ぎょざんたいげんじしょうりんいん)を本堂に頂く僧坊の一つで、応永年間(1394~1428)に宗信法印によって復興されました。 実光院はもとは現在地の向かい側、大原陵(後鳥羽天皇・順徳天皇陵)が所在する場所にありました。大正8(1919)年、普賢院と理覚院を統合する形で旧普賢院の寺地に移転し、現在に至っています。

◆庭園レポート
客殿の南側に広がる庭園「契心園」。 は江戸時代後期の作庭だそうです。律川より水を引く心字の池を中心とした池泉鑑賞式の庭園です。

築山の松は鶴を、池の島は亀を表現しています。四季折々の表情を見せる自然の景色を、客殿から眺めることができます。 客殿に入ってパッと目に飛び込んでくる、鮮やかな緑色と美しい水面。キラッキラに輝く美しい庭園です

花が咲き乱れてるわけでもなく、基本的には池と常緑と石組で構成されている庭園なのですが、水の透明度が高く映り込みが素晴らしいのと高低差のある石の配置が極楽へ誘う階段のようにも感じられ、とにかく印象としてきらめいているお庭なんです
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もちろんちゃんと渋さもあるし、豪華な華々しさというわけでもないんですが、とにかく「きらめいている庭」としか言えないです。何度も「キラッキラや~」と口走ってしまうほどに…。それほど、池の水の透明度が良いのかもしれません。水が綺麗だと庭の印象も一変します。ちなみに水が綺麗なので池から繋がる小川にイモリがいて何十年かぶりに触ったりもしました。jikkouin2


◆拝観
1月1日のみ拝観不可

◆拝観料
700円

◆所要時間
20分ほど

◆アクセス
京都市左京区大原勝林院町187 地図
京都駅中央改札出口下車、京都バスC3乗り場<17系統大原行き>で約1時間、「大原バス停」から徒歩約10分


◆歴史のこばなし
よく庭園に配置される「鶴」と「亀」のモチーフ。
庭園のテーマとして取り入れられる” 蓬莱(ほうらい)神仙(しんせん)思想(しそう)”に起因しています。

” 蓬莱神仙思想”は古代中国で発展した不老不死で飛ぶことができたりする仙人の実在を信じる思想です。仙人になるためには体操による鍛錬か、薬によるものかの二通り。その研究は唐時代も引き継がれ、その中で中国の医学が発展していったのは面白いですね。

蓬莱神仙思想では不老不死の仙人が住む蓬莱山を理想郷としています。鶴と亀は神仙の使いとして、長寿の象徴とされています。ですので庭園にその理想郷を見出すために、庭園にはよく蓬莱山の石組と鶴島と亀島の石組が登場します。